フリーランス協会が発表した「フリーランス白書2022年」によると、フリーランスの主な収入源になっている職種で最も多いのが、クリエイティブ、Web、フォト系で、合計は全体の20.2%、エンジニア・技術開発系が17.2%でした。この結果から、ITエンジニアは他の職種に比べ、フリーランスとして働いている割合が多いことがわかります。

また、総務省統計局の労働力調査によると、フリーランス全体の数は、2021年に急増しているという結果になっています。
新型コロナの流行で、在宅勤務が増え、能力のある人材が、この機会に自分の働き方を見直して、フリーランスに転向した可能性があります。
また、外出自粛の影響で、自宅で仕事をする主婦などが増えたことも、フリーランスの増加に繋がっています。さらには、解雇によって、フリーランスに転向せざるを得なかった人もいると考えられます。

IT業界のエンジニアは他の職種と比べると、在宅ワークとの相性がいいと言われています。パソコンとネット環境さえ整っていれば、どこでも仕事ができるためです。スキルが高ければ、高額の案件を受注することも可能です。

また、ITエンジニアは不足傾向にあるので、独立しても、比較的案件を確保しやすい状況と言えます。会社員時代に築いた人脈を活用し、クライアントを紹介してもらうこともできます。
フリーランスエンジニア専用のIT求人・案件検索サイトもあるので、自分の得意分野や取得しているプログラミング言語、希望する単価などから検索し、案件を選ぶことも可能です。